経済成長の続く南アジアのスリランカで、日本のアニメや食文化などを紹介する大規模な催しが初めて開かれ、日本に興味がある大勢の市民でにぎわいました。
この催しは、日本の文化や食べ物を紹介しようと、現地への投資を検討している日本企業などで作る団体が、3日から3日間の予定でスリランカで初めて開いたもので、最大都市コロンボの会場には40以上のブースが設けられました。
会場では、日本のアニメや映画が放映されたほか、茶の湯の実演も行われ、参加した人たちは、たてたばかりの抹茶を味わっていました。
また、太巻きや焼きそばなどの料理や化粧品なども販売され、出展した企業の担当者らが、日本の商品の質のよさをアピールしていました。
日本語を勉強しているという大学生の女性は「歌舞伎などの日本文化が大好きで、近いうちに日本を訪れてみたいです」と話していました。
スリランカでは2009年に、20年以上に及んだ内戦が終結して以降、順調な経済成長が続いていて、3年前には安倍総理大臣が訪問し経済支援などを通じて両国関係を強化する方針を示しています。
主催者は3日間で8万人の人出を見込んでいて、こうした催しを通して多くの人に日本文化に親しんでもらうことで、日本企業の進出を後押ししたいと話しています。
-- NHK NEWS WEB