韓国が、セメントの材料として日本から多くを輸入している石炭の灰に対し、放射性物質の検査を強化する計画を発表したことについて、菅官房長官は、強化される手続きの詳細が明らかになっておらず、関係省庁で情報収集を行っていることを明らかにしました。
韓国はセメントの材料として日本から石炭の灰を多く輸入していますが、韓国環境省は、灰を輸入する際に3か月に1度行っていた放射性物質の検査について、今後は検査を強化し、輸入申告のたびに放射性物質の測定結果を確認する計画を発表しました。
これについて、菅官房長官は記者会見で「強化される手続きの詳細は明らかにされていない。関係省庁において情報収集を行っているところであり、引き続き適切に対応していきたい」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「日本企業への影響についても、強化される手続きの詳細が明らかになっておらず、予断をもってコメントは控える」と述べました。
-- NHK NEWS WEB