来月開幕するラグビーワールドカップ日本大会を前に、大会3連覇をねらう強豪ニュージーランドの航空会社が、代表選手たちが出演してシートベルトの正しい着用のしかたなどを乗客に説明する、機内用ビデオの上映を始めました。
ラグビーワールドカップ日本大会は来月20日に開幕し、ニュージーランドの代表チーム、オールブラックスが史上初の大会3連覇を目指します。
大会を前にニュージーランド航空はワールドカップへの関心を高めてもらおうと、代表選手たちが出演してシートベルトの正しい着用のしかたや緊急時の姿勢のとりかたなどを乗客に説明する機内用ビデオを制作し、上映を始めました。
ビデオは代表チームのキャプテン、キーラン・リード選手やスティーブ・ハンセンヘッドコーチらがドラマ仕立てで会議を行い、「われわれがどれほどラグビーに夢中かを世界に示す」として、航空会社の名前をチーム名を冠した「オールブラックス航空」に変えてしまうという設定です。
「オールブラックス航空」としてどんな機内安全ビデオを作るかアイデアを出し合う場面で、ユニフォーム姿の現役選手たちや、1987年の第1回目のワールドカップで優勝したレジェンドたちが次々と登場します。
またビデオでは日本を舞台にした場面もあり、カラオケを歌う男女が代表選手を見つけて驚き、呼吸が乱れたところで酸素マスクを着用する方法の説明がされます。
世界の航空業界では近年、企業のイメージを印象づける手段として、工夫をこらした機内安全ビデオが相次いで登場し、注目されています。
-- NHK NEWS WEB