止まった心臓に電気ショックを与えて元の動きに戻す医療機器AEDは、これまでメーカーごとに設置場所を示すマークが異なっていましたが、経済産業省は、誰もがわかりやすいように統一のマークを作り公開しました。
AEDは、心臓発作を起こして倒れた人に救急車が到着する前に、心臓マッサージ・胸骨圧迫とともに活用すると、何もしないよりも救命率が4倍高くなるとされています。
国内では、7つのメーカーが製造したAEDが販売され、町なかに約60万台が設置されていますが、設置場所を示す案内のマークがそれぞれのメーカーごとに異なっていました。
このため、経済産業省は緊急時に誰もが一目で分かるマーク「ピクトグラム」を作りました。
公開されたマークは、赤をベースに心臓を表す白いハートの中を電流が流れる様子が表現されています。
経済産業省では、AEDを迅速に使ってもらえるように統一のマークの活用を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB