アメリカの大手航空会社、デルタ航空は来年、アメリカとアジアを結ぶ路線の拠点としてきた成田空港から撤退し、アメリカ各地を結ぶすべての路線を羽田空港発着に変更すると発表しました。
アメリカの大手航空会社、デルタ航空は9日、アメリカとアジアを結ぶ路線の拠点としてきた成田空港から撤退し、来年3月から南部のアトランタや西海岸のシアトルなど、アメリカの5つの都市を結ぶすべての路線を羽田空港発着に変更すると発表しました。
すでに運航しているロサンゼルスと中西部ミネアポリスを合わせると、羽田空港を発着するアメリカの航空会社のなかで最も多い7つの路線に就航することになるということです。
デルタ航空は「顧客が東京都心により迅速にアクセスをできるようになる」と説明しています。
一方、成田空港からの撤退に伴い、シンガポールとマニラなどアジアへの拠点を提携先の大韓航空との協力が期待できる、韓国のインチョン(仁川)空港に移すとしています。
アメリカの航空会社では、アメリカン航空やユナイテッド航空、それにハワイアン航空も来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、羽田空港を発着する路線の増便や新規就航を計画しています。
-- NHK NEWS WEB