日本マイクロソフトは働き方改革の一環として、今月、週休3日の試みを行っています。効率的な働き方や社員のやりがいの向上につながるか注目されます。
この試みは東京オリンピック・パラリンピックに向けて、政府が推進する都心の混雑緩和や働き方改革の取り組みの一環として行われていて、日本マイクロソフトでは、およそ2300人の全社員を対象に今月1か月間、金曜日を休みにし、週休3日になっています。
今月9日の金曜日、東京・港区のオフィスでは、多くの社員が休みを取る中、有志の社員6人が社会貢献活動に取り組もうと、女子高校生4人を招き、今後の進路や仕事選びについて相談に乗りました。
企画した女性社員は「ずっとこうした活動をしたいと思っていましたが、勤務日は忙しく、土日は人を集めることが難しいため実現できずにいました。休日は自分のやりたいことをしっかりやって、勤務日は効率的にすごしたい」と話していました。
会社によりますと、職場以外で働くテレワークと週休3日を組み合わせ、およそ1か月間、実家に滞在する社員もいるということです。
また、平日の4日間は会議の時間を原則30分以内にするなどして、効率的な働き方をするよう呼びかけています。
日本マイクロソフト人事本部の萩野まどかさんは「社員にはよく働き、よく休み、よく学んで、人生の充実感を感じてほしい」と話していました。
会社は週休3日による成果や社員の満足度を調べ、今後、公表する方針です。
-- NHK NEWS WEB