日系企業の進出が進むミャンマーで、両国の文化的な交流を深めようというイベントが開かれて、両国のアーティストが共演し、観客を沸かせました。
このイベントは、現地の日本人会や日本商工会議所、それに地元のテレビ局などの共催で、4日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで開かれたものです。
会場には、日系企業の商品や、あやとりや折り紙などの日本文化を紹介するブースが設けられ、訪れたミャンマー人たちは富士山のパネルを前に写真を撮ったりしていました。
夕方からは両国のアーティストによるコンサートが行われ、このうち日本から参加したダンスボーカルユニットの「PrizmaX」は、キレのあるダンスと伸びやかな歌声を披露しました。
メンバーの1人、森崎ウィンさんはヤンゴンの出身で、流ちょうなミャンマー語であいさつをすると、大きな歓声が上がっていました。
また、ミャンマーの伝統音楽とダンス音楽を組み合わせた楽曲で知られる、人気ミュージシャンのター・ソーさんは、日本を訪れた際の印象を歌った新曲を披露し、会場を盛り上げました。
ステージのあと、森崎さんは「母国の人たちの温かさを感じ、誇りに思いました。日本とミャンマーの懸け橋になり、母国への恩返しもしていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB