12日未明、東京 墨田区で国道を逆走して男性2人を次々とはねて死傷させ、そのまま逃げたとして、68歳の会社役員の男がひき逃げなどの疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京 足立区の会社役員、関根喜代志容疑者(68)です。
警視庁によりますと、12日午前2時半ごろ、墨田区向島の国道で、上り車線をワゴン車で逆走し自転車に乗っていた新聞配達員の渡辺修さん(68)をはねて死亡させたほか、27歳の男性もはねて大けがをさせたうえ、そのまま逃げたとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。
警視庁が逃げた車を追っていたところ、事故からおよそ30分後、現場から3キロほど離れた台東区内の交差点で、フロントガラスにヒビが入り、車体の前の部分が大きくへこんだ車を見つけ、運転していた関根容疑者を逮捕したということです。
警視庁によりますと、調べに対し関根容疑者は「交通事故を起こした記憶はないが、車のフロントガラスが破損しているため交通事故を起こしたことは間違いない」などと供述しているということで、警視庁が詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB