13日の香港の株式市場は、米中の貿易摩擦に加えて、香港で続く混乱への懸念から売り注文が広がり、株価は大幅に値下がりしました。
長期化する米中の貿易摩擦に加えて、香港での抗議活動に伴う混乱が経済に影響を与えるという懸念の強まりを受けて、香港の株式市場は、取り引き開始直後から売り注文が広がる展開となりました。
その後も値下がり幅は拡大し、代表的な株価指数の「ハンセン指数」の終値は12日と比べて、2.1%と大幅に下落して、13日の取り引きを終えました。
市場関係者は「抗議活動と当局の衝突は収まる気配がなく、不安感が広がっている」と話しています。
また、ほかのアジアの株式市場でも、米中の貿易摩擦への懸念から、各地で株価は値下がりし、代表的な株価指数の終値は、12日と比べて台湾でおよそ1%、韓国でおよそ0.8%、中国の上海でおよそ0.6%などと、いずれも下落しました。
-- NHK NEWS WEB