14日のヨーロッパの主な株式市場はドイツで成長率がマイナスに落ち込んだことなどから世界経済の先行きに対する懸念が強まり、フランクフルト市場を中心に株価は大幅な値下がりとなりました。
14日のヨーロッパの株式市場では域内最大の経済大国であるドイツでことし4月から6月のGDP=国内総生産の伸び率がマイナスとなったと発表されたことなどから世界経済の先行きに対する懸念が広がり幅広い銘柄に売り注文が膨らみました。
その後、取り引きが始まったニューヨーク株式市場で株価が大きく下落すると、ヨーロッパでも一段と値下がりしました。
主な市場の株価指数は前日の終値と比べてドイツのフランクフルト市場でおよそ2.2%、パリ市場でおよそ2.1%の大幅な値下がりとなったほかロンドン市場で1.4%下落しました。
市場関係者は「14日はアメリカだけでなくイギリスでも景気後退の予兆とされる長期金利が短期金利を下回る逆転現象が起きていて、リスクを避けようという動きは一段と強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB