15日の東京株式市場、日経平均株価は一時400円を超える値下がりとなっています。14日のニューヨーク株式市場で株価がことし最大の下落となったことを受けて世界経済の減速懸念が一段と強まり売り注文が広がっています。
15日の東京株式市場は、14日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が800ドルを超えることし最大の下落となったことを受けて全面安の展開となっています。
日経平均株価の下落幅は取り引き開始直後に400円を超えました。
今回の株価下落のきっかけは、アメリカの市場で14日、比較的安全な資産とされる長期国債が買われ、長期の金利が期間の短い金利の水準を下回ったことです。
アメリカでは「景気後退の予兆」とも言われている現象で、東京市場でも世界経済が減速するのではないかという警戒感が一段と強まっています。
市場関係者は、「アメリカの景気の先行きへの懸念が高まっていることに加え、香港の情勢など地政学的なリスクも高まっていて、株式を売る動きが広がっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB