台風10号の影響で欠航や遅延が相次いだ関西空港では、空港内で夜を明かす人たちのため寝袋や飲み水が配られました。
関西空港では15日夜の時点で国内線と国際線合わせて220便が欠航したり、欠航を決めたりしたほか、遅れる便も相次ぎ、搭乗便を待つ多くの人たちが空港内で夜を明かすことになりました。
このため空港の運営会社は去年9月の台風21号のあとに備蓄品として準備した寝袋1500人分と飲み水を希望する人に配布することにしました。
友人とフィリピンのセブ島へ行く兵庫県西宮市の男子大学生(21)は「夜9時半発の便が欠航になり、あす午後1時の便に乗るため床に座って待っていましたが、寝袋をもらえてよかったです」と話していました。
また家族でハワイ旅行へ行く大阪 泉南市の40代の女性も「朝4時の便まで待つことになり、せっかくの旅行が残念なことになりましたが、これでちょっとでも休めたらと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB