今月10日、茨城県守谷市の常磐自動車道で、24歳の男性が「あおり運転」を受けて本線上に停車させられたうえ、降りてきた男に暴行されけがをした事件で、警察は傷害の疑いで40代の男の逮捕状を取り、行方を捜査しています。
警察によりますと、今月10日の午前6時すぎ、守谷市大柏の常磐自動車道の上り線で、24歳の男性会社員が運転する車が白い乗用車から「あおり運転」を受けて走行を阻まれ、本線上に停車させられました。
乗用車から男が降りて近づいてきて、男性は「殺すぞ」などと脅されたうえ、窓越しに顔などを数発殴られけがをしたということです。
この事件で警察は、傷害の疑いで40代の男の逮捕状を取りました。
これまでの調べで、男が乗っていた乗用車は海外の高級メーカーのSUVと呼ばれるタイプで、横浜市内のディーラーから代車として貸し出されていた車だとみられています。
一方、ディーラーの関係者によりますと、この乗用車は先月下旬に貸し出されましたが、3日間の期限をすぎても返却されなかったため、催促した結果、事件翌日の今月11日に、男とは別の人物が返しに来たということです。
警察は、男の行方を捜査するとともに、ドライブレコーダーの映像を分析するなどしてあおり運転の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB