今月10日、茨城県守谷市の常磐自動車道で、24歳の男性が「あおり運転」を受けて本線上に停車させられたうえ、降りてきた男に暴行されけがをした事件で、警察は43歳の男を傷害の疑いで全国に指名手配しました。
指名手配されたのは、住居・職業不詳の宮崎文夫容疑者(43)です。
この事件は今月10日の午前6時すぎ、守谷市大柏の常磐自動車道の上り線で、24歳の男性会社員が運転する車が白い乗用車から「あおり運転」を受けて本線上に停車させられ、乗用車から降りてきた男に「殺すぞ」などと脅された上、窓越しに顔などを殴られけがをしたものです。
警察はドライブレコーダーの映像などをもとに捜査を進め、宮崎容疑者が関与した疑いがあるとして傷害の疑いで逮捕状をとり、全国に指名手配しました。
警察などによりますと、宮崎容疑者が乗っていた乗用車は海外の高級メーカーのSUVと呼ばれるタイプで、横浜市内のディーラーから先月下旬に代車として貸し出されましたが、3日間の期限をすぎても返却されず、ディーラー側が催促した結果、事件翌日の今月11日に別の人物が返しに来たということです。
警察は宮崎容疑者の行方を捜査するとともに、ドライブレコーダーの映像を分析するなどして、あおり運転の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB