抗議活動が続く香港で、従業員がストライキに参加して多くの便が欠航するなどして、中国政府から内部管理の強化を求められていた香港の航空会社「キャセイパシフィック」は、トップが辞任する事態となりました。
香港では抗議活動が続く中、今月5日にキャセイパシフィックの従業員がストライキに参加し、合わせて160便以上が欠航となったほか、パイロット1人が過激な抗議活動を行ったとして暴動罪で起訴されたにもかかわらず、業務を続けていたことなどから、中国政府は15日までに会社の内部管理を強化する対策を提出するよう要求していました。
こうした状況を受けてキャセイパシフィックは16日、ルパート・ホッグCEOが辞任して、新たなCEOが就任することを発表しました。
ホッグCEOは今回の辞任について「この数週間の出来事は航空会社にとって試練となり、経営者として責任を取ることにした」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB