今月、茨城県守谷市の常磐自動車道で、男性が「あおり運転」を受けて本線上に停車させられたうえ、降りてきた男に暴行されけがをした事件で、傷害の疑いで指名手配された43歳の男が乗っていた車と同じナンバーの車が先月、愛知県と静岡県でも「あおり運転」をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
この事件は今月10日の午前6時すぎ、守谷市の常磐自動車道の上り線で、24歳の男性会社員が運転する車が、白い乗用車から「あおり運転」を受けて本線上に停車させられ、乗用車から降りてきた男に「殺すぞ」などと脅されたうえ、窓越しに顔などを殴られけがをしたものです。
警察はドライブレコーダーの映像などを基に捜査を進め、住居・職業不詳の宮崎文夫容疑者(43)を傷害の疑いで全国に指名手配しました。
警察などによりますと、宮崎容疑者が乗っていた乗用車は、海外の高級メーカーのSUVと呼ばれるタイプで、横浜市内のディーラーから先月下旬に代車として貸し出されたものですが、その後の警察の調べで、同じナンバーの車が先月、愛知県と静岡県でも「あおり運転」をしていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は宮崎容疑者の行方を捜査するとともに、ドライブレコーダーの映像を分析するなどして、関連について調べています。
-- NHK NEWS WEB