今月下旬にフランスで開かれるG7サミット=主要7か国首脳会議で、「世界経済」や地域情勢などに加え、「アフリカのパートナーシップ」や「不平等との闘い」など、新たなテーマのセッションを設け各国首脳で議論することが固まりました。
G7サミット=主要7か国首脳会議は、安倍総理大臣ら各国の首脳が出席して、フランス南西部のビアリッツで今月24日に開幕し、世界経済の成長、イランや北朝鮮をはじめとする地域情勢などをめぐって議論が行われる見通しです。
今回は、こうした毎年議論するテーマに加え、「アフリカのパートナーシップ」や「不平等との闘い」など、新たなテーマのセッションを設け各国首脳で議論することが固まりました。
このうち、「アフリカのパートナーシップ」では、女性企業家支援や質の高いインフラ整備、「不平等との闘い」では、富の偏在、途上国での教育や職業訓練の促進などが議論される見通しです。
一方、貿易をめぐっては、ことし6月のG20大阪サミットで採択された、自由・公平・無差別で透明性があり、安定した貿易の実現に努力するなどとした首脳宣言を踏まえて議論が行われる見通しです。
ただ、貿易問題をめぐるアメリカのトランプ大統領と各国首脳との隔たりは鮮明なままで、G7各国がどのような共通認識を確認できるかが焦点です。
-- NHK NEWS WEB