週明け6日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカは追加の利上げを急がないという見方からドルを売って円を買う動きが出て、円相場は、一時、およそ2か月ぶりに1ドル=111円台に値上がりしました。
6日のニューヨーク外国為替市場は、先週末に発表された雇用統計で賃金の上昇率が市場の予想を下回ったことから、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は追加の利上げを急がないだろうという見方が広がりました。
このため、ドルを売って円を買う動きが出て、円相場は、一時、およそ2か月ぶりに1ドル=111円台に値上がりしました。
市場関係者は「最近発表された企業の決算や経済指標がよかったため、市場ではFRBが追加の利上げに積極的になるという見方があったが、物価の動向を見極めるうえで重要な平均時給が伸び悩んだため、早期の利上げ観測が後退した」と話しています。
-- NHK NEWS WEB