香港で抗議活動が続く中、アメリカの首都ワシントンではこれを支持する集会が開かれ、集まった人たちは「香港に自由を」などと声をあげました。
アメリカの首都ワシントンでは18日、香港出身の学生らの呼びかけで香港の抗議活動を支持する集会が開かれ、ホワイトハウス前には200人ほどが集まりました。
集まった人たちは、香港で抗議活動を行う人々と同じ黒いTシャツを着て「香港に自由を」とか「香港の民主主義を守れ」などと声をあげました。
集会を行った学生らによりますと、週末にかけて世界12の国と地域の合わせて36の都市で香港の抗議活動を支持する集会が開かれたということです。
集会に参加した香港出身の43歳の会社員の男性は「アメリカ政府には中国政府が暴力を使わずに、この問題を解決するよう圧力をかけてほしい」と話していました。
また、香港出身の37歳の女性は「民主主義や自由を享受しているすべての国が香港を助けてほしい」と話していました。
アメリカの議会からは、中国が30年前の天安門事件と同様に香港の抗議活動を武力で鎮圧するのではないかとの懸念の声が出ています。
トランプ大統領は近く中国の習近平国家主席と電話会談を行う考えで、平和的な解決法を見いだすよう求めるものとみられます。
-- NHK NEWS WEB