ソニーは、世界的な人気作品を持つアメリカのゲーム開発会社を買収することになりました。スマートフォンの普及などを背景にゲーム業界を取り巻く環境が変わる中、自社の家庭用ゲーム機向けのソフトを充実させるねらいです。
ソニーは、アメリカのゲーム開発会社、「インソムニアック・ゲームズ」を子会社を通じて買収することで双方が合意しました。買収金額は公表されていません。
インソムニアック・ゲームズは1994年に設立され、去年、ソニーの家庭用ゲーム機プレイステーション4向けに開発したスパイダーマンのゲームがこれまでに世界で1320万本を売り上げるなど、人気作品を多く手がけてきたということです。
ゲーム業界をめぐっては、専用のゲーム機でなく、インターネットを通じたストリーミング配信でスマホやパソコンで楽しむ方法が注目されるなど、大きな環境変化が起きています。
アメリカのグーグルがこの秋、ゲームのストリーミング配信に乗り出すなど、新たなライバルが登場する中、ソニーとしては、有力なゲーム会社の買収で自社の家庭用ゲーム機向けのソフトを充実させるねらいです。
-- NHK NEWS WEB