茨城県守谷市の常磐自動車道で、あおり運転をしたうえ男性を殴ってけがをさせたとして逮捕された43歳の男があおり運転に使った車には、後部のバンパーを中心に、複数の新しい傷があったことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は男が各地で危険な運転を繰り返していた疑いがあるとみて調べています。
大阪市の会社役員宮崎文夫容疑者(43)は、今月10日、茨城県守谷市の常磐自動車道の上り線で、24歳の男性会社員が運転する車にあおり運転をしたうえ車を止めさせ、男性の顔を殴ってけがをさせたとして、傷害の疑いで逮捕されました。
これまでの調べで宮崎容疑者があおり運転に使った車は先月下旬に横浜市内のディーラーから貸し出されたもので、20日余りでおよそ2000キロ走行していましたが、その後の調べで、返却された際、後部のバンパーを中心に複数の新しい傷があったことが捜査関係者への取材でわかりました。
宮崎容疑者は今回の事件で少なくとも数キロにわたって急な車線変更や減速などを繰り返していたほか、同じナンバーの車は先月23日には静岡市の国道と愛知県岡崎市の東名高速道路でもあおり運転をしていました。
警察は宮崎容疑者が各地で危険な運転を繰り返していた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB