「リケジョ」と呼ばれる理系の女子学生たちに進路選択の参考にしてもらおうと、精密機器の産業が盛んな長野県諏訪市で、女性技術者が活躍する企業をめぐる見学会が20日行われました。
諏訪市が開いた見学会には、東京都内の大学で学ぶいわゆる「リケジョ」の女子学生20人余りが参加し、20日は光学機器や精密部品を製作する諏訪市内の3つの企業をバスでまわりました。
このうち双眼鏡やライフルスコープなどを作っている企業では、女性職員の案内のもと工場を見学し、部品の組み立て作業などで多くの女性の技術者が働いていて、女性社員は3割を占めることなど説明を受けました。
また、レンズの設計に携わっている技術者の女性から双眼鏡などの完成品について紹介され、女子学生たちは「学生時代にはどんなことを学んでいたのですか」などと質問していました。参加した大学1年の女子学生は「諏訪の出身なので地元の企業のことを知りたいと思って参加しました。すごく新鮮でした」と話していました。
また、別の学生は「将来やりたいことがまだ明確でないので、自分に合う仕事が見つかればと思って参加した。部品工場なども見学できて視野が広がりました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB