埼玉県内の道路に設置された移動型の取締り装置でスピード違反を検知され、警察の出頭要請を繰り返し拒んでいた男が、道路交通法違反の疑いで警察に逮捕されました。調べに対し男は、「警察に上申書を出せば違反から逃れられるというネット上の情報を信じてしまった」と供述しているということです。
逮捕されたのは埼玉県上尾市の会社員、小松弘幸容疑者(34)です。警察によりますと、小松容疑者はことし4月、埼玉県蓮田市の県道で、制限速度を38キロ上回る78キロで走行したとして、道路交通法違反の疑いが持たれています。
小松容疑者は、警察から繰り返し出頭要請を受けていましたが、「車を第三者に貸していた。警察の要請には応じない」などと書かれた書面を送り、出頭を拒んだため、逮捕されたということです。
警察の調べに対し小松容疑者は、「ネット上に出回っている、警察に上申書を提出すれば違反から逃れられるという情報を信じてしまった」などと供述しているということです。
警察は、「上申書を出しても違反から逃れることはできない。出頭要請には速やかに応じてほしい」としています。
-- NHK NEWS WEB