食品メーカーのキユーピーは、九州を除く東海・北陸から西の21府県で販売したドレッシングに、製造工程で小さな金属繊維などが混入したおそれがあるとして、およそ21万本を自主回収すると発表しました。
自主回収するのは、キユーピーが九州を除く東海、北陸から西の21府県で販売した、ドレッシングの主力商品「深煎りごまドレッシング」の380ミリリットルのうち、賞味期限が2017年8月22日、8月23日、8月24日、それに8月27日と記載されたおよそ21万本です。
会社によりますと、6日にこれらを出荷した神戸工場の自主点検で、製造設備の一部が破損しているのが見つかり、工場にあった在庫の商品から長さ3ミリ程度の金属繊維が見つかったということです。
このため会社では、点検で設備に問題のなかった先月24日の翌日以降に製造された商品を自主回収することを決めました。
これまでのところ、健康被害の情報は入っておらず、異物が小さいことから「健康被害の可能性は低いと考えている」ということです。
また、商品を着払いで発送してもらうと、代金分に相当する商品券を返すとしています。
問い合わせの電話番号は0120−811−399、来週金曜日までは、毎日午前9時から午後5時半まで受け付けています。
それ以降は平日だけ受け付けます。
キユーピーでは「お客様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしますことを深くおわび申し上げます。今後は品質管理体制をより一層強化し、再発防止に努めていきます」と話しています。
-- NHK NEWS WEB