24日未明、茨城県八千代町の住宅で、この家に住む70代の夫婦が刺されて夫が死亡し、妻が大けがをしました。警察は殺人事件として捜査するとともに、現場周辺の防犯カメラに不審な人物が映っていることから関連を調べています。
24日午前３時すぎ、八千代町平塚の住宅で、この家に住む大里功さん（76）と73歳の妻が刺されて血を流して倒れているのを、同じ敷地内の別棟に住む42歳の次男が見つけて消防に通報しました。
警察によりますと、２人は病院に運ばれましたが大里さんは刃物のようなもので胸などを複数箇所刺されていて１時間半後に死亡し、妻も腹を刺されて大けがをしましたが命に別状はないということです。
住宅からは凶器として使われたとみられる刃物が見つかったということです。
大里さんは妻と次男と３人で暮らしていて、次男が犬の鳴き声で気付いて母屋を確認したところ両親が刺されているのを見つけたということです。
また、現場から150ｍほど離れた運送会社の防犯カメラに、事件が発覚する直前の午前２時50分ごろ、南西方向に走っていく不審な人物が写っていたことが分かりました。
午前１時半ごろには同じ防犯カメラに周辺をうろつく姿も写っています。
警察は殺人事件として下妻警察署に捜査本部を設置し、防犯カメラに映った人物について事件との関連を調べています。
現場は八千代町役場から南西におよそ3.5キロ離れた住宅や農地が点在する地域です。
-- NHK NEWS WEB
