新しい元号「令和」の名がつく新しい駅が福岡県行橋市に開業し、記念の式典が行われました。駅名に「令和」が使われるのは全国で初めてだということです。
開業したのは福岡県の行橋駅と直方駅を結ぶ第三セクター「平成筑豊鉄道」の無人駅で、駅名は「令和コスタ行橋駅」です。
この駅は、行橋市郊外の大型商業施設「コスタ行橋」の近くに、平成筑豊鉄道が国や行橋市の補助を受け、総事業費およそ9600万円をかけて建設しました。
24日の式典には県や沿線の自治体の関係者などが出席し、駅に到着した観光列車の出発式を行って新しい駅の開業を祝いました。
駅は木をテーマにデザインされ、コンコースや待合室の床や壁、スロープの手すりなどに木材がふんだんに使用されています。
平成筑豊鉄道によりますと、この駅は元号が令和になって開業する全国で初めての駅で、駅の名前に「令和」が使われる駅も全国で初めてだということです。
平成筑豊鉄道の河合賢一社長は「平成元年に発足した会社が令和の時代も頑張っていこうと名付けた。全国から多くの人に訪れてもらいたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB