自動車関連の日系企業が数多く進出しているメキシコ中部のグアナフアト州で、日本人学校の校舎の完成を祝う式典が開かれました。
メキシコ中部のグアナフアト州では、隣国アメリカの巨大な市場などを見据え、自動車関連を中心に日系企業の進出が相次いでいて、すでに260社を超え在留邦人も増えています。
州内にはことし4月に日本人学校が開校し、これまでは仮校舎で授業を行っていましたが、このほど新しい校舎が完成し、23日、完成を祝う式典が開かれました。
日系企業の関係者や州政府の代表などおよそ300人が出席し、長山正宏校長が「教職員一同、自信と誇りをもって子どもたちをグローバルな人材に育てることを誓います」とあいさつしました。
そして、児童・生徒と教職員が一緒に作詞作曲した、日本とメキシコの懸け橋になろうという決意を込めた校歌が披露されました。
2学期は来月2日に始まり、小学1年生から中学3年生までの54人の児童・生徒が新しい校舎で学ぶことになっています。
グアナフアト州には、マツダやホンダの工場がすでにあり、年内にはトヨタが新たな工場の稼働を計画しているということで、自動車関連を中心に日系企業の進出がさらに加速することになりそうです。
-- NHK NEWS WEB