週明けの26日の東京株式市場、取り引き開始直後から全面安の展開となり日経平均株価は一時500円余り値下がりしました。アメリカと中国の貿易摩擦で報復の応酬が続き、世界経済が減速するという懸念が一段と強まっているためです。
26日の東京株式市場は、先週末のニューヨーク市場でダウ平均株価が600ドル以上、急落したのに続いて、取り引き開始直後から売り注文が膨らんで全面安の展開となっています。
先週末、中国がアメリカからの輸入品に対する関税の上乗せを発表すると、トランプ大統領がすぐさま対抗する形で関税の引き上げを表明し、市場では、米中貿易摩擦が一段と激しさを増していることに警戒感が広がっています。
市場関係者は「摩擦の激化で日本企業も深刻な影響が避けられないという見方が多く、売り注文が膨らんでいる。このあと始まる中国の株式市場の動向を見極めたいという投資家も多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB