10月の消費税率の引き上げで実施されるキャッシュレス決済のポイント還元制度で、大手クレジットカード各社は還元対象の金額をカードの利用代金から直接、差し引くことになりました。コンビニ業界と同じく実質的な値引きとなります。
ことし10月の消費税率引き上げに合わせて実施される「ポイント還元制度」では、中小の小売店などでキャッシュレス決済で買い物した場合、最大で購入額の5%分が後日使えるポイントで還元されます。
これについて大手クレジットカード各社は、還元の対象になる金額分をカードの利用代金を請求する際に差し引いて値引きの形をとることにしました。
差し引く時期は「ジェーシービー」が利用した月の請求で、「三菱UFJニコス」「三井住友カード」「クレディセゾン」「ユーシーカード」は利用した月の翌々月の請求に合わせます。
各社によりますと、多くのクレジットカードですでに独自のポイント制度があるため消費者にとって値引きのほうが、わかりやすい対応になるとしています。
ただ三菱UFJニコスが発行する一部のブランドのカードでは、これまでのポイント制度に還元分を上乗せするなどの対応をとります。
大手コンビニ4社も支払いの際にその場でポイント分を購入額から差し引く方向で検討していて、実質的な値引きを行う対応が広がっています。
-- NHK NEWS WEB