ドイツの自動車メーカー、BMWは、渋滞した高速道路でハンドルから手を離していても前の車に追従して自動走行する最新技術を国内で初めて導入しました。
BMWが導入したのは、渋滞時の高速道路で前の車に追従して自動走行する運転支援機能です。
時速が60キロ以下で、前方に車が走行している状態のときにハンドルから手を離していても自動走行でき、アクセルやブレーキも自動で操作されます。
ただドライバーは前方を見ている必要があり、車内に備えられたカメラが視線を検知し、前を向いていない場合は警告が出る仕組みになっています。
会社によりますと、こうした技術が国内で導入されるのは初めてで、新車だけでなく去年11月以降に国内で販売された一部のモデルでは、あとから機能を付けられるということです。
BMWジャパンの御館康成プロダクトマネージャーは「週末のレジャー帰りなど渋滞したときに、リラックスした状態で運転できます。今後もドライバーが安全に運転できるよう開発を進めたいです」と話していました。
日産自動車も、来月、高速道路でハンドルに手を添えていれば自動で車線変更などができる機能を備えた車を発売する予定で、自動運転技術の開発競争が活発になっています。
-- NHK NEWS WEB