ことし10月から携帯電話料金の新しいルールが導入されるのを前に、auを展開するKDDIは、来月中旬から始める新たな料金プランを発表しました。2年契約を途中で解約した場合の違約金をこれまでの9500円から1000円に引き下げるとしています。
KDDIは28日、来月13日から導入する新たな料金プランを発表しました。
家族2人以上で携帯電話を契約することや、インターネット回線のサービスに加入することを条件に、月額5880円でデータ通信量の制限なく利用できるとしています。
また、携帯電話会社の乗り換え促進などをねらってことし10月に国が導入する新たなルールに対応して、2年契約を途中で解約した場合の違約金を、これまでの9500円から1000円に引き下げました。
新たなルールに沿って違約金を大幅に引き下げる料金プランの導入を発表するのは、携帯大手では初めてです。
また、新たなルールで通信料金と端末代金の分離も義務づけられることから、KDDIは、こうしたルールに沿ったプランも随時、発表するとしています。
KDDIの高橋誠社長は、「新たな規制は守らねばならないが、ルールに基づいて各社が知恵を出すことになるだろう。創意工夫をもって料金プランを作っていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB