日本とアフリカ各国の首脳らが参加するTICAD=アフリカ開発会議が28日から横浜市で開幕し、開発支援や関係強化などをテーマに意見が交わされ、会議の成果として「横浜宣言」の採択を目指すことにしています。
3年に1度開催され、7回目を迎えるTICAD=アフリカ開発会議は、安倍総理大臣とアフリカ50か国余りの首脳らが参加し、開発支援や経済関係の強化をテーマに、28日から3日間の日程で横浜市で開かれます。
政府は会議の成果として「横浜宣言」の採択を目指していて、アフリカの若い技術者の人材育成に協力し、日本企業も投資しやすい環境を整備することや、海洋汚染の原因にもなっているプラスチックごみの削減への支援などを盛り込みたいとしています。
また海洋進出を強める中国を念頭に、アフリカ周辺の海でも、日本が目指す「海洋の自由」や「法の支配」の重要性を明記することや、中国による急速なインフラ支援によって、一部の国で債務超過が懸念されていることを踏まえて、債務の透明性の確保なども盛り込みたい方針です。
安倍総理大臣は各国の首脳らと個別に会談することも予定しています。
-- NHK NEWS WEB