ことし1月、千葉県富津市の港で23歳の男性を海に突き落として殺害したとして、男性と養子縁組をしていた男など3人が殺人の疑いで逮捕されました。男性には生命保険がかけられていたということで、警察は保険金目的で殺害したとみて調べています。
逮捕されたのは、千葉県八街市の内装業、宍倉靖雄容疑者(48)、千葉県四街道市の彫り師、佐中佑輔容疑者(31)、それに住所不定の内装工、金子栄司容疑者(50)の3人です。
警察の調べによりますと、3人はことし1月、千葉県富津市の港で宍倉容疑者と養子縁組をしていた千葉市若葉区の内装工、宍倉拓也さん(23)をふ頭から海に突き落として殺害した疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、宍倉容疑者ら3人と拓也さんは、当時、同じ会社で働いていて、事件当日も一緒に行動していたということです。
警察は3人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと一部の容疑者は容疑を認めているということです。
宍倉容疑者と拓也さんは去年8月に養子縁組をしていて、拓也さんには、父にあたる宍倉容疑者を受取人とするおよそ5000万円の生命保険などがかけられていたということです。
警察は宍倉容疑者らが保険金目当てに拓也さんを殺害したとみて捜査しています。
-- NHK NEWS WEB