海外で自動車の排出ガスの規制が強化される中、ホンダと、日立製作所の子会社は走行中に排ガスを出さない電気自動車などに搭載するモーターを共同で生産することになりました。
これは7日、ホンダと、日立製作所の子会社で自動車部品の製造・販売を行う日立オートモーティブシステムズが、東京都内で記者会見を開き明らかにしました。
それによりますと、両社は電気自動車や家庭のコンセントで充電ができるプラグインハイブリッド車など、次世代のエコカーに搭載するモーターを共同で生産、販売することで合意しました。両社は合わせて50億円を出資して、ことし7月に茨城県に合弁会社を設立し、アメリカと中国でモーターの生産と販売を行うことにしています。
会見でホンダの八郷隆弘社長は「日立のよいところとわれわれのよいところを合わせて技術を進化させ、電動車両の普及を進めたい」と話していました。
ホンダは、アメリカやEU、中国などで自動車の排出ガス規制が強化される見通しの中、2030年をめどに世界の販売台数の3分の2を電気自動車やハイブリッド車など排出ガスの少ないエコカーに置き換えるとしています。
-- NHK NEWS WEB