仕事を求めている人1人に対し企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は先月、1.59倍となり、前の月を0.02ポイント下回り、3か月連続でマイナスとなりました。
厚生労働省によりますと、先月の有効求人倍率は季節による変動要因を除いて1.59倍となり、前の月を0.02ポイント下回り、3か月連続でマイナスとなりました。
有効求人倍率が1.6倍を下回るのは去年3月以来1年4か月ぶりですが、引き続き高い水準となっています。
都道府県別にみますと、
▽最も高かったのは東京で2.09倍、
▽次いで広島県が2.03倍、
▽岐阜県が2.02倍、
▽福井県が2.01倍、
▽石川県が2倍などとなっています。
一方、最も低かったのは、
▽神奈川県で1.17倍、
▽次いで沖縄県が1.19倍、
▽青森県が1.2倍、
▽北海道と長崎県が1.23倍などとなっています。
また企業からの新規の求人数は、前の年の同じ月より2.5%増加したのに対し、新たに職を求める人は6.5%増えました。
厚生労働省は「企業からの求人は製造業に限って見ると減少しており、有効求人倍率の低下につながったとみられる。今後もこの傾向は続くのではないか」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB