千葉県富津市で23歳の男性を殺害したとして男性の養父ら3人が逮捕された事件で、養父はみずからが契約している保険会社を男性に紹介して加入を促していたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は保険金を得るために事前に準備を進めていたとみて捜査しています。
千葉県八街市の内装業、宍倉靖雄容疑者(48)ら3人はことし1月、富津市で、宍倉容疑者と養子縁組をしていた千葉市若葉区の内装工、宍倉拓也さん(23)を海に突き落として殺害したとして28日逮捕されました。
これまでの調べで、拓也さんは去年8月に養子縁組をした直後に、宍倉容疑者を受取人とする死亡保障の付いた2つの保険に加入したことがわかっています。
警察のその後の捜査で、宍倉容疑者は、みずからが契約する保険会社を拓也さんに紹介するなどして複数の保険に加入するよう促していたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
警察は保険金を得るために事前に準備を進めたうえで犯行に及んだとみて捜査しています。
-- NHK NEWS WEB