いわゆる「就職氷河期」の世代を対象に、兵庫県宝塚市が正規の職員を募集したところ、3人程度の募集人数に対して1800人以上が応募しました。市は筆記試験の会場を増やすなどの対応に追われています。
宝塚市は「就職氷河期」に希望どおりの就職ができなかった世代を支援しようと、30代半ばから40代半ばの人を対象に職員を募集し、30日受け付けを締め切りました。
宝塚市によりますと、「3人程度」の募集人数に対し、応募したのは1816人に上り、倍率は600倍以上になる見通しだということです。
市は、9月22日に1次試験となる筆記試験を予定していて、最大で500人が受験できる会場を確保していましたが、予想を超える応募人数となったため、急きょ、民間の施設や大学なども借りて対応するということです。
宝塚市の中川智子市長は「この世代の支援の必要性を改めて強く感じます。同様の取り組みがほかの自治体や企業などにも広がることを願っています」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB