茨城県守谷市の常磐自動車道であおり運転をしたうえ男性を殴ってけがをさせたとして43歳の男が逮捕された事件で、警察は31日、現場付近を通行止めにし、被害者の男性の立ち会いのもと当時の状況を詳しく調べました。警察は、あおり運転について悪質だとして、より罰則の重い暴行の疑いで立件する方針で捜査を進めています。
大阪市の会社役員、宮崎文夫容疑者(43)は今月10日、茨城県守谷市の常磐自動車道の上り線で、24歳の男性会社員が運転する車にあおり運転をしたうえ車を止めさせ男性の顔を殴ってけがをさせたとして、傷害の疑いで逮捕されました。
警察は31日、現場付近をおよそ2時間にわたって通行止めにし、被害者の男性の立ち会いのもと当時の状況を詳しく調べました。警察は宮崎容疑者が運転していたものと同じ車種の車を用意し、捜査員が車を走らせたり止めたりしながら、被害者の車との距離を測ったり写真を撮影したりしていました。
これまでの調べで、宮崎容疑者は車を購入する契約のため茨城県那珂市にある中古自動車の販売店を訪れ、その帰りに高速道路であおり運転をしたとみられるということです。
警察は悪質だとして道路交通法違反より罰則の重い暴行の疑いで立件する方針で捜査を進めています。
また、静岡や愛知など各地で危険な運転を繰り返していた疑いがあり、警察は詳しい状況をさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB