大阪では、8月、南海電鉄の特急「ラピート」で車両の台車に亀裂が見つかる問題が起きましたが、大阪メトロでも、7月、御堂筋線の車両の台車に長さ30センチほどの亀裂が見つかっていたことがわかりました。
大阪メトロによりますと、亀裂が見つかったのは御堂筋線で使っている車両の台車で、4年に1度実施している定期点検で見つかりました。
亀裂は長さがおよそ30センチ、幅が1ミリ足らずで、台車の側面に生じていたということです。
国土交通省に報告したところ事故につながりかねない「重大インシデント」には該当しなかったということで、大阪メトロは「直ちに安全を脅かすものではなかった」としています。
台車は、南海電鉄の「ラピート」と同じメーカーが製造したということで、大阪メトロでは、亀裂が見つかった台車をメーカーに送り、原因を調べているということです。
大阪メトロによりますと、同じタイプのすべての車両について緊急点検を行ったところ、他の台車に亀裂は見つからなかったということです。
-- NHK NEWS WEB