中国共産党の機関紙「人民日報」は1日付けの紙面で、アメリカのトランプ政権が中国からの輸入品に関税を上乗せする措置について「関税というこん棒のどう喝で、中国の発展を阻むことはできない」と題した評論を掲載しました。
この中で「アメリカの一部の者が貿易摩擦をエスカレートさせつづけているが、中国はこれに耐えうる底力がみなぎっている」と述べ、中国経済への影響は抑えられるという考えを示しました。
そのうえで「中国の発展の歩みは阻みようがなく、大勢に逆らおうというアメリカの一部の者のいかなるたくらみも、まかり通るはずがない」と述べてアメリカ側の対応をけん制しました。
一方で、「たとえアメリカの一部の者がアメリカ企業を中国から撤退させ、両国の経済を切り離そうと騒ぎ立てたとしても、ウィンウィンの関係を求めようという時代の潮流に逆らうことはできない」と述べ、今後の貿易交渉によって良好な関係を築きたいという思いものぞかせました。
-- NHK NEWS WEB