若い世代の加入を増やそうと、スマートフォンを使った保険料が1日当たり数百円の「少額保険」が相次いで登場しています。
このうち生命保険大手の第一生命は、スポーツ大会や祭りなどでのけがや食中毒に備えて、1日当たり100円前後の保険料で最大5万円の入院費を補償する商品を発売しました。スマートフォンのアプリで契約や保険料の支払いができるほか、けがの診断書などをスマホのカメラで撮影してアプリに登録すれば保険金の請求もできるということです。
また、損害保険大手の損保ジャパン日本興亜も、去年10月から通信アプリ大手のLINEとともにスマホを使った保険料が1日当たり数百円の保険を販売しています。人から車を借りた際の自動車保険や旅行保険などで、いずれも契約から保険料の支払いまでアプリでできますが、保険金の請求については電話をかける必要があります。
各社によりますと、30代以下の保険の加入率は40代や50代と比べて低い水準にとどまっているということで、手続きを簡単にした「少額保険」で若い世代の取り込みを図りたい考えです。
-- NHK NEWS WEB