いわゆる「就職氷河期」世代の支援を強化しようと、兵庫労働局は県内のハローワークに就職から職場の定着までの支援を一貫して行う独自の専門窓口を設けました。
「キャリアチャレンジ応援コーナー」と名付けられた専門窓口は、兵庫労働局が今月から県内4つのハローワークに設けるもので、3日、神戸市中央区の「ハローワーク神戸」では職員たちが看板をあげたあと業務が始まりました。
「就職氷河期」世代はバブル崩壊後、新卒の就職が特に厳しかった時期に社会に出た人たちで、厚生労働省は来年度、全国63か所のハローワークに専門の支援窓口を設置する方針です。
この動きに先駆けて兵庫労働局は独自の支援としていち早く窓口を設置したもので、職員が相談者から事情を聞いて職業訓練や「氷河期世代」に限った求人を紹介することにしています。
そして、就職後も長く働き続けられるよう、定期的に本人と企業に話を聞いて支援することにしています。
「ハローワーク神戸」の細谷崇職業相談部長は「希望する安定した仕事に就けるよう一人一人に寄り添って支援していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB