5日昼前、横浜市神奈川区の京急線の踏切で電車とトラックが衝突した事故で、電車の運転士は会社の調査に対して「急ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話していることがわかりました。踏切に設置されたカメラでもトラックが進入したあと、遮断機のバーが下りる様子が確認されていて、京急が当時の詳しい状況を調べています。
5日午前11時40分ごろ、横浜市神奈川区の京急線の踏切で、8両編成の快特電車がトラックと衝突して先頭から3両目までが脱線しました。
警察によりますと、この事故でトラックの67歳の運転手とみられる男性が死亡したほか、乗客など34人がけがをしました。
京急によりますと、今回事故のあった踏切には自動車などが立往生した場合などに自動的に検知する「障害物検知装置」が設置され、踏切の異常を電車に知らせる赤信号が点滅していたことが確認されたということです。
さらに電車の運転士が会社の調査に対して「手動で急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話していることも会社側への取材でわかりました。
また事故のあった踏切に設置されたカメラには、トラックが電車の進行方向の右側から入ってきて踏切内で立往生し、その後、遮断機のバーが閉まる様子も写っていたということで、京急が当時の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB