4日夜からの大雨の影響で、三重県北部を走る三岐鉄道の三岐線では線路沿いの斜面が崩れ、鉄道会社が線路の土砂を取り除く作業にあたっています。
三重県の四日市市といなべ市を結ぶ三岐鉄道の三岐線では、四日市市にある山城駅の近くで線路沿いの斜面が大きく崩れ、およそ30メートルにわたって線路が土砂や木で覆われました。
鉄道会社によりますと、けがをした人はいないということです。
三岐線は5日の始発から全線で運転を見合わせていて、斜面が崩れた現場では昼すぎから土砂や木を取り除く作業が行われています。
現場近くに住む高校1年の男子生徒は「あすから学校の文化祭なので電車が動かないと困ります」と話していました。
三岐鉄道の小林努総務課長は「想定以上の被害で困惑している。このほかにも被害が複数出ているが全力で復旧作業にあたりたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB