携帯大手のソフトバンクは、２年間契約を続けることを条件に料金を割り引く、いわゆる「２年縛り」を廃止する方向で検討していることが分かりました。
２年縛りは契約を２年間続けることを条件に料金を割り引きするプランで、途中で解約する場合には違約金がかかります。
関係者によりますと、ソフトバンクは近く発表する新たな料金体系の中で、この２年縛りを廃止する方向で検討しているということです。
２年縛りをめぐっては、違約金が9500円と高額で、別の会社への乗り換えを難しくしているという批判があったことから国がルールを見直し、来月から違約金を1000円以下にすることが義務づけられます。
ソフトバンクとしては、違約金を引き下げた場合、利用者を囲い込む効果がなくなると判断したとみられ、新たな料金体系について詰めの検討を進めています。
２年縛りが廃止されれば携帯大手３社の中では初めてとなり、来月から参入する楽天を含めて、料金やサービス面での競争につながるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB
