携帯大手のソフトバンクは、今月中旬から始める新しい料金プランで、2年間、契約を続けることを条件に料金を割り引くいわゆる「2年縛り」を廃止することを発表しました。
ソフトバンクが、今月13日から導入する新たな料金プランでは、契約を2年間続けることを条件に料金を割り引く一方で、途中で解約した場合に違約金がかかる「2年縛り」を廃止します。
今後は、いつ解約しても違約金がかからないようにします。
携帯電話の2年縛りをめぐっては、違約金が高額で別の会社への乗り換えを難しくしているという批判があったことから、国がルールを見直し、来月からは違約金を1000円以下にすることが義務づけられます。
このためソフトバンクとしては、違約金の仕組みを続けるより、むしろ2年縛りをなくして、よりシンプルな料金体系にしたほうが利用者にアピールできると判断しました。
契約者は、980円の基本料金に加えて月額6500円で50ギガバイトまでデータを利用できるプランなどを選ぶことになり、料金は、これまでとほぼ同じ程度になるとしています。
携帯大手3社の中で2年縛りを廃止するのは初めてで、今後、料金やサービス面での競争が激しくなることが予想されます。
-- NHK NEWS WEB