イランの海上保安当局は、ホルムズ海峡の付近で、フィリピン人の船員らが乗船する1隻の船を拿捕(だほ)しました。ディーゼル燃料を密輸しようとした疑いがあるとしています。
イランの国営通信が7日伝えたところによりますと、イランの海上保安当局はイラン産のディーゼル燃料を国外に密輸しようとしたとして、ホルムズ海峡の付近で1隻の船を拿捕し、乗っていたフィリピン人の船員12人を拘束しました。
船には、約28万リットルのディーゼル燃料が積まれていたということです。
船籍や運行会社など詳しいことは伝えられていませんが、アメリカによる経済制裁の影響で、イラン産のディーゼル燃料などの価格が下落し、近隣国とのあいだでは、密輸が横行していて、イラン当局はたびたび船を拿捕しています。
-- NHK NEWS WEB