来月に迫った消費税率の引き上げでは、初めて「軽減税率」が導入されます。大手コンビニ各社ではどの商品が軽減税率の対象になるのか、消費者に分かりやすく伝えようと、値札とレシートに文字やマークを付けて区別することになりました。
今回の消費税率10%への引き上げでは、酒類と外食を除く飲食料品の税率を8%に据え置く軽減税率が導入されます。
大手コンビニ各社は、どの商品が軽減税率の対象になるのか消費者に分かりやすく伝えようと、値札とレシートに文字やマークを付けて、ほかの商品と区別することになりました。
このうちファミリーマートは軽減税率の対象の商品には値札の本体価格の横に「軽」という文字を表示します。
またレシートにも、対象の商品には税込み価格の横に「軽」という文字を付けます。
ファミリーマート広報部の寺崎将人さんは「お客様により分かりやすく買い物をしてもらえるように、ポスターなどで告知するとともに、従業員に対してもマニュアルをしっかり整備してトレーニングしていきたい」と話しています。
また、ローソンも同じように、軽減税率の対象の商品には値札とレシートに「軽」という文字を表示します。セブン-イレブン・ジャパンは対象の商品には値札とレシートの本体価格の横に「*」というマークを付けることを決めました。
一方、消費税率の引き上げに合わせて実施されるキャッシュレス決済のポイント還元制度で、大手コンビニ各社は支払いの際に2%相当の金額を購入額から差し引き、実質的な値引きを行うことを決めました。
レシートに値引き額を表示することで、消費者にメリットを分かりやすく示したいとしています。
-- NHK NEWS WEB