外国人観光客の宿泊者数が多い世界の都市別ランキングをまとめた報告書を、アメリカの大手クレジットカード会社が公表しました。去年はタイの首都バンコクが約2300万人でトップとなり、東京は9位でしたが、ことし最も高い伸び率が見込まれるとしています。
「マスターカード」は毎年、世界の200前後の都市を対象に、外国人観光客の宿泊者数や消費総額などを分析し、報告書にまとめています。
それによりますと、去年1年間の外国人観光客の宿泊者数は、
▽バンコクが2278万人で1位、
▽次いでパリが1910万人で2位、
▽ロンドンが1909万人で3位で、
▽日本は東京が1293万人で9位に入りました。
外国人観光客の間で人気が高まっている東京は、ことしの伸び率が上位20の都市の中で最も高くなると予想される、としています。
観光客による消費総額が多いのは、1位がアラブ首長国連邦のドバイで日本円で約3兆3000億円に上り、東京は8位で約1兆5000億円となっています。
報告書をまとめたクレジットカード会社は「他の国の文化のことを知りたいという人々の欲求は年々高まっている」とし、ことしも人気のある都市を中心にさらに外国人観光客と消費総額が増えるとしています。
-- NHK NEWS WEB