東京電力によりますと、台風15号の影響で管内では午前11時半の時点で千葉県を中心に合わせて61万6900戸が停電しています。東京電力は、千葉県などでは復旧が11日以降になる地域もあるとしています。
東京電力によりますと、台風15号の影響で、午前11時半の時点で千葉県を中心に関東地方と静岡県の合わせて61万6900戸で停電が続いています。
このうち茨城県ではおよそ1万4900戸、神奈川県でおよそ2万2800戸、それに静岡県でおよそ1万800戸が停電していますが、10日中に復旧作業が完了する見通しです。
一方、全体の9割以上に当たる56万8400戸が停電している千葉県では、復旧が11日以降になる地域もあるとしています。
千葉県で復旧が10日中に完了する見通しとなっているのは、館山市や鴨川市、それに袖ケ浦市などの地域です。
復旧完了が11日以降になる見通しとなっているのは、千葉市、八街市、香取市、富里市、それに成田市、佐倉市などの地域で、広い範囲にわたって電柱や電線が被害を受けているため、復旧に時間がかかるということです。
東京の島しょ部は、伊豆大島と利島、新島、それに式根島が10日中、神津島と三宅島が11日中に復旧が完了する見通しだということです。
東京電力は、地域ごとの復旧の見通しをホームページに掲載しています。
また東京電力は、ほかの電力会社の協力も得て合わせて215台の電源車を用意し、停電が広い範囲で続く千葉県を中心に、順次、市役所や病院、避難所などに優先的に配置する方針です。これまでに君津市役所や印西市印旛支所などで稼働しているということです。
10日も厳しい暑さが予想されていて、東京電力はツイッターで、停電が継続する地域では涼しい場所への避難や水分補給を行うなど、熱中症の対策をとるよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB